2013/07/24

T O D A Y


いよいよ本日


僕の二枚目のアルバム TABLE MANNERS


無事にリリースとなりました!









昨日より店頭に出ていたり 先行販売で買ってくれたお客さんもいる事から

続々と嬉しい感想を頂いております




本人的には 1stの頃と変わらない手法で作ったのですが
やはりここばかりは本人には分からない部分で

より深化した
怖くなった
大人っぽくなった

など という変化の声を沢山頂きます


やはり4年も空くと 気付かない所で変わっているものですねぇ
これをもし成長と呼べるなら 感無量です


今回もお金をかけたプロモーションはしていません
(というかできません 笑)

作品の必要経費のみ
友人達の協力や応援で 相変わらずDIYで進めてきました

その分 称賛や売り上げという結果は 特にこみ上げる物があります
良かった この一言で涙が出る思いです



そして改めて ゲストで歌ってくれた
向さん KIMO

アートワーク協力してくれた
maxilla inc. 松野くん


その他 このアルバムに協力してくれた方々全てに

心より感謝とリスペクトを!




では アルバムを楽しんでください

ヘッドフォン越しに会いましょう




PS
Amazonは在庫切れ Tower Recordsオンラインは在庫わずかです
待つのが嫌な方は Zooooo,jp や Disk Union など 是非ご利用下さい




ありがとう!

 




2013/07/17

One More Week


セカンドアルバム発売 7月24日まで あと一週間となりました



あれから商品の準備も無事に終わり(この際 無事と言うことにします 笑)
先日の先行販売で買って頂いたお客さん サンプルを渡した友人達より
とても嬉しい声を頂いております

こうして 自分の中の固く結ばれた何かが
少しずつ紐解かれていく様な感じがします



COOKIE SCENE ( http://www.cookiescene.jp/top.html )という
僕自身もファンである音楽情報サイトがありまして
そちらでレビューを執筆されている松浦 達 氏に
今回のアルバムのレビューを書いて頂きました

素晴らしいレビューです


__________



tomy wealth『Table Manners』 ―表層の儀式を越えて
文=松浦 達(COOKIE SCENE)

1)
象徴を読みとろうとするものは、危険を覚悟すべきである。
芸術が映しだすものは、人生を観る人間であって、人生そのものではない。
(『ドリアン・グレイの肖像』、オスカー・ワイルド著より)
アルバム・ジャケットには書棚を前に、白い布を顔に巻いた男女がテーブルを前に、向かい合っている象徴的なものになっており、タイトルは『Table Manner』。今、マナーという言葉は拡大解釈されているきらいがあり、作法、儀式的な、と訳しても違ってくるだろうと思う。まして、テーブル・マナーという儀式性には、旧来は社交の場のみならず、政治の場としての機能があった。そして、テーブル・マナーを通じて行なわれる「食事」というのは端的にセクシャルな何かの予見せしめるものであった。ここでの男女は正装しているが、顔に白い布が巻かれている。だから、実際にテーブル・マナーを知っている二人なのか、儀式的なものを祀るために背後に書棚があるのではないか、隠喩のような幾つもがよぎる。
実際に、tomy wealthはこのアルバム・タイトル名、ジャケットに関して取材にて、「テーブルは表という意味があり、表向きのマナー、人と人との間に介在する何か」、「ジャケットはルネ・マグリットの“Les Amants”のオマージュ」と述べている。表向きのマナーとマグリット。この二つの要因を止揚し、10編のタペストリーのように編み上げること、それが本題でありながら、副脈でもあるような気がする。

2)
00年代からジャジーでオーガニックなヒップホップ作品が増え、良質なアーティストも育ち、ムーヴメントも結実したものもあったが、その中でもイージーリスニング的に消費されるものも少なくなかった。いかにも大ネタをフックし、それっぽいムードを作り上げ、クラブ・ジャズ、エレガントなIDM、ポスト・クラシカル的な音楽とのシンクもあり、雑貨店やカフェで大量に消費された。
元来のストリート・ミュージックとしてのヒップホップにATCQのようなセンスを入れ、時に、ベックのようなフォークやブルーズにベースを持つアーティストがその可能性を拡張していき、《ニンジャ・チューン》辺りのサウンド、そして、彼自身が幅広いリスナー遍歴を持つこともあり、このセカンド・アルバムは彼のキャリアと美学が濃密に立ち込めるロマンティックで翳りの美が抜きん出たともいえる内容になっている。

3)
ここで、初めて彼の作品に出会う方もいると察するので、少し説明しておくに、tomy wealthとは、ドラマーとして活躍しながら、ビートメイカーである Takayuki Saekiのソロ・プロジェクト。ドラマー歴は15年以上を越え、セルフ・トラックでは全て自ら叩いたドラム・プレイからサンプリング、エディットするというスタイルを当初から貫いている。 更には、ドラマーの枠を越え、ピアノやストリングスを取り入れた繊細なサウンド・メイク、どこか愁情を帯びた旋律から楽曲そのものに漂う麗美さには定評がある。このセカンドでも架空短篇映画、またはそのサウンド・トラックのように構成を編んでいったところがあるが、アルバム総体から伝わるものも大きい。
09年のファースト・アルバム『Hotel Otherside』をリリースし、その後もライヴ活動、多くの楽曲提供、リミックス・ワークを精力的におこなってきたこともあり、セカンド・アルバムと言っても、彼自身の名前はどこかで見ることが多かった。

4)
インタルード的な冒頭の「TACT」が招待状のように、アルバムへの扉を静かに開け、彼のドラムがしなやかにかつ蛮勇に叩かれ、KAMOME KAMOMEの向達郎氏のキャリア初の客演参加となる「Automatism」のダイナミックでスムースな曲で一気に視界が広がる。同曲でのMVにおけるモノクロのシックでシンプルな映像越しに、改めて“表のルール”とは何か、希求するように、その後、潜航してゆく。これまでと変わらず、サンプリングの妙、ピアノ・ループ、切なさが沸き起こるメロディ・ラインが活き、よりソフィスティケイティッドもされている。
5曲目の「BLOOD SPICE」でのビートの昂揚感を折り返し、後半は、いつかのブリストル・サウンド、アブストラクト・ヒップホップといわれたDJ SHADOW、MASSIVE ATTACK、PORTISHEAD辺りのレファレンスがより視える。40分にも満たないゆえに、あっという間に過ぎてしまうと感じるかもしれない。しかし、冒頭に書いたように、“表のルール“を越えた、時間で聴くことでこの作品の真価はじわじわとリスナーを掴んでゆくとなる、と思う。


Satoru Matsuura / Cookie Scene
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以上

僕自身 このレビューを読んで
とても頷ける部分が多く 素敵なテキストを頂いたと感謝しております


ありがとう 松浦さん
今後とも 宜しくお願いします。

 




2013/07/11

Businesswork


前回のブログ このブログを始めて以来 最高の観覧数でした

新しい音を待っていてくれる人がいると実感して 涙が出そうになりました


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今日は少し長めに書きます



アルバム関連の音は勿論 特典 販促物 全ての準備がようやく終了しました

そんな中 CDの納品が遅れたりと毎日ハラハラしています

アナログの時もそうでしたが どうもプレス関係でトラブルが続きます

物作りするなら温度が近い人がいいですね 今後の教訓になりました



しかし レーベルってやはり大変だ

僕が出しているMUTANT ACADEMYという集まりは

レーベル というと語弊がある
単刀直入に言うと ダサイ事が嫌いな DIYなクルーだ

この思念に共感する物が集まっている

つまりここには アーティストしかいない

スタッフ業務を臨時的に手伝ってくれる人などはいるけれど
基本的にはアーティストがアーティストを支えている

僕以外のアーティストがリリースする場合
僕自身の知識で最大限に出来る事を手伝っているけど

金銭も絡まないし
これが全うなレーベル業務と呼べるのか分からない


つまり僕が出す場合は特に 僕以外の人間はレーベル業という意味ではほぼ関わらない
そこからは一人分の力量を直視するチャンス

自分のプロモーションの下手さ
そしてこういう時に助けてくれる仲間の大切さ

それと上手にロールアウトしてるレーベルへのリスペクト
これ等を改めて噛み締めた

この経験は アーティストとしてしておいて良かった


音楽だけやっていたい そりゃアーティストの理想だけど
理想があればアザーサイドに現実がある


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協力してくれる人達

例えばフリーペーパーや メディア 小売店 etc

全部 全部です

僕の友達がもってきてくれた話 また僕の直接の友達です

周りのサポートを直に感じる

大きな組織じゃないからこそ

僕の目には 例え小さな協力も 当然の産物として映らなくなってくる


新たなスタッフ レーベル 今後も色んな人に出会うでしょう

その時に自分は隅々の細かい仕事まで気が付く事がきっと出来るし

隈なく感謝する事が出来ると思う

それだけで

1stから続くこの経験は 意味のあるものなっていると実感します


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リリースに関して
特典関連で質問が多いのでまとめます


Amazon (特典無し)


Tower Records (特典無し)


Disk Union (AUTOMATISM MV)


Zooooo.jp (ジャケットステッカー)


Village Vanguard店頭 (マッシュアップCD 2曲収録)




ただ どこどこで買わないと付けないよ

などと野暮な事は言いません

僕の手元にある物は差し上げますので

ライブの時など 「特典付いて来なかったからクレ」
と 遠慮無くおっしゃって下さい


ポスターも先着順です

こちらも遠慮無く みんなの為に作ったものですから

全て数が限られているので そこだけはご了承ください





最後に 次のライブです
7月最後になります



TokyoDex presents
"This & That Café vol.16"

7/13 (sat)
8PM Open/Start

ENTRANCE FREE!!!!!!!

at スーパー・デラックス 六本木


-Live-
Metro Ongen
tomy wealth
ROTH BART BARON

-Live Painting-
輪派絵師団
ダニエル・セザール

-DJ-
DJ Ace-K

-VJ-
Kazuya Ito as toi whakairo
D.H. ローゼン




TokyoDexというアート集団

主宰のイベントです

無料なので是非とも

楽しそうなイベントで 僕も楽しみです
乾杯しましょう



長くなりました ありがとう

暑くなって来ましたが 熱中症に気を付けて

夏を楽しみましょう!






2013/07/01

TABLE MANNERS Teaser


7月24日(水)発売の2ndアルバム『TABLE MANNERS』のティーザーを上げました
是非とも








先日 Zooooo.jpさんで今作についてのインタビューを受けました
これも併せて覗いて頂けたらと思います






他ショップでも もう予約が始まっておりますね


Tower

Amazon

HMV


他にも色々と



もし興味がありましたら 手に取って頂けたら幸いです



ではまた :)