2011/10/13

Good Music


昔NHKでやっていた 坂本龍一(以下教授)と爆笑問題(以下爆笑)の対談

これ好きでね 録ってあったのを何度も見てしまう   今日もまた




これはどういう対談かというと 

教授と爆笑問題の好きな曲を聴かせ合い 
お互いの音楽への価値観の相違を話し合うというもの





爆笑はアイドルの曲やミュージカルソングなどをかける

教授は 興味ない と一蹴していたね 笑

所謂大衆向けのポップスも全て '音' や '記号' で入ってくる為 
歌詞が全く頭に入らないという


言葉のある声も '音' で入ってくる というのは 
インストゥルメンタルミュージックを聞き慣れた人ならきっと解りますよね




また爆笑の方も 教授のかけた曲に終始困惑

アフリカ民族音楽 アイヌ民謡 アンビエントにポエトリーが乗ったもの
そしてかの有名な(否、一部の人には有名な)ジョン・ケージの4'33"まで



「家に帰ってリラックスしたい時にこれを聴くのか?」と聞かれ

教授はためらいなくイエス


爆笑の太田は
「サザンの方が良いに決まってるじゃないですか!」と冗談混じりに言っていた 笑




面白いよね  環境が人を構築するんだね


僕はどちらの感覚も解るな  どちらも好きな物は好きだし

いずれにせよ その人にしか無いもの に、魅力を感じますね








この番組で一番共感したこと

それは 教授の話した「変な事するのは簡単」

という言葉だ




ピアノを乱雑に弾き 「これが芸術だ」 こんなこと 誰でも出来る

後付けで意味を持たせる  昔も今も '芸術家気取り' は あふれているという



本当に難しいのは 前衛的でありながら 人々の心を掴む '楽曲' をしっかりと作ること


番組内で教授は「あなたは音を知り過ぎた」と言われていた


知り過ぎた人の芸術と 知らなさ過ぎた人の芸術 この差 だと思う





これ等は日頃から僕も思っていることで 意識して作曲しているので 

恐れ多くも共感致しました







先頭切って切り開くも しっかりグッドミュージックが出来ている人は


かっこいいね






またこの 'グッドミュージック' というのも 




人によるんだけどさ 笑

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